業務用洗米機を売る前に、米ぬか・給排水・電源をどこまで片付ける?
営業を終えた厨房で、洗米機の電源は落ちているのに、排水ホースには白い水が残り、周囲に米ぬかが乾いている。外観だけ拭いても、査定側が知りたいのは処理能力、給排水、動作、欠品、衛生的に運べる状態かどうかです。配管を切る前に情報を残し、最後に水とぬかを止めます。
銘板と一回の処理能力を残す

メーカー、型番、製造番号、電源、消費電力、処理能力を銘板と仕様書で確認します。ホッパー容量と一回量、連続式かバッチ式かで用途が違います。店舗で使っていた米の量だけでは機械能力を説明できません。
正常に使えるうちに、給米、給水、洗米、排米、停止の動きを短い動画で残します。異音、漏水、停止エラーがあれば隠さず、発生する工程を伝えます。
給水と排水は元の接続が分かる写真を撮る

止水栓、給水ホース、減圧やフィルター、排水ホース、排水口、ポンプの有無を、取り外す前に撮ります。元栓を閉めた後に残圧と残水を抜き、ホースの口を保護します。営業設備の給排水を無資格で改造しません。
シンクや架台と一体に見える場合は、ボルト接続か溶接か、他機器と排水を共用していないかを確認します。一台だけ外すことで厨房全体の排水が使えなくならないよう、担当業者と停止日を合わせます。
米ぬかは乾く前に利用者が外せる範囲を清掃する

取扱説明書に沿って槽、網、排米口、ふた、計量部を外し、米粒とぬかを除きます。モーターや電装部へ水をかけず、強い洗剤や金属たわしで表面を傷めません。分解洗浄が指定されていない内部へ手を入れないでください。
清掃後は十分に乾かし、外した部品を機種ごとにそろえます。ホース、計量カップ、ふた、排米シュート、説明書、工具の欠品は査定前に伝えます。
電源と搬出は厨房全体の停止順で決める

100V・200V、プラグ形状、直結、専用回路を確認し、電気工事が必要な接続は有資格者へ依頼します。本体寸法と重量に加え、架台を含む高さ、厨房扉、段差、グリストラップ周辺、車両までの通路を測ります。
閉店時の厨房機器をまとめて査定する場合は、洗米機だけを先に外さず、炊飯器、シンク、作業台との接続と撤去順を伝えます。閉店日、ガス・水道・電気の停止日も必要です。
査定写真は洗浄後だけでなく、接続状態も残す
洗米機を外す前に、給水、排水、電源、シンクや炊飯設備との位置関係を撮影します。清掃後の外観だけでは、必要なホースや継手がどれだったか分からなくなるためです。銘板は反射を避け、型式、製造番号、定格、処理能力が読める一枚を用意します。
長期間止めていた機器は、査定のためだけに通水・通電しません。水漏れ、異音、詰まりの履歴があれば、動作したと断定せず最後に使った時期と症状を伝えます。米ぬかの固着を金属工具で削ると部品を傷めるため、利用者向け清掃手順を超える分解は行わないのが安全です。
処理能力と設置店の規模を一緒に伝える
同じ洗米機でも、一回の処理量、連続運転の頻度、炊飯器との組合せで評価は変わります。銘板の能力だけでなく、最後に使った時期、日常の洗浄方法、詰まりや水漏れの有無を伝えます。長期保管品は、通電して表示が出たことと、実際に米と水を通して正常に動くことを同じ意味にしません。
店舗の閉店日が迫っていても、給排水を外した直後に濡れたまま梱包すると、におい、腐食、カビの原因になります。外せる部品を説明書どおり洗浄し、十分に乾燥させたうえで、欠品が分かるよう本体の横へ並べます。
搬出経路は本体寸法より設備との切り離しが先
床固定、架台、隣接機器との接続、給水栓、排水勾配、単相・三相の電源を確認します。厨房の通路幅だけ測っても、固定部や配管を安全に外せなければ動かせません。設備業者の作業が必要な部分と、買取側が搬出できる範囲を見積り前に分けます。
階段、段差、営業中の通路、搬出車両を置ける時間帯も査定条件です。外観がきれいでも搬出工事が大きい場合があるため、機器単体の写真だけで価格を約束せず、現地条件を含めて査定します。
まとめ
業務用洗米機を売る前は、銘板、処理能力、動作を記録してから給排水と電源を切り離します。米ぬかと残水を利用者向け手順の範囲で除き、ホース・ふた・計量部・説明書を一式にしてください。シンクや排水を共用しているなら一台だけ外さず、厨房の停止日と搬出経路をそろえて査定を頼むと、再接続や欠品の判断がしやすくなります。

