業務用コーヒーグラインダーを売る前に、粉を残さず状態を伝える
閉店準備でグラインダーの電源を抜いた後、ホッパーを外すと調整部から豆がこぼれる。外観をきれいにしても、刃の状態、電源仕様、欠品が分からなければ査定は進みにくくなります。業務用コーヒーグラインダーは、洗い込むより先に、動いていた時の情報と一式の部品を残すことが重要です。
銘板と設置状態は、電源を外す前に残す

メーカー、型式、製造番号、定格電圧、消費電力が読める銘板を撮影します。単相100Vに見えても専用回路を使う機器があり、三相機では移設先の条件が変わります。コンセント、電源コード、アース、カウンターへの固定、周囲の作業空間も一緒に記録します。
店舗の分電盤や配線を査定のために触らず、電気工事が必要な取り外しは有資格者へ確認します。直結配線か分からない場合は、抜けるプラグだと決めて引っ張りません。
最後の一杯を挽いた時の状態を言葉にする

粒度調整が動いたか、運転音に変化があったか、豆が詰まったことがあるか、最後に使った日を控えます。査定のためだけに空運転を長く続けません。異音、焦げた臭い、回転の停止があった機器は再通電せず、その症状を伝えます。
刃の寿命を使用年数だけで断定することもできません。豆の量、焙煎度、清掃、刃の交換履歴で状態が変わるため、交換日や使用量の記録があれば添えます。分からないことは「不明」とし、動作品と書き切らないほうが正確です。
ホッパー、ふた、粉受けは小さな欠けまで写す

透明ホッパーの細いひび、ふたの欠け、粉受けの変形、調整ダイヤルの目盛りを見ます。洗える部品は取扱説明書で指定された範囲に限り、完全に乾かして戻します。本体へ水や洗剤を吹き付けません。
調整部や刃室に豆と粉が残っていても、利用者向け手順を超えて刃を外さないでください。刃の向き、スペーサー、ねじの締付けが変わると動作へ影響します。乾いたブラシやメーカー指定の清掃方法で届く範囲だけを整えます。
一式の範囲を写真一枚で分かるようにする

本体、ホッパー、ふた、粉受け、清掃ブラシ、交換刃、説明書、元箱を並べます。エスプレッソ用のドーサー、定量機構、台座など機種固有の付属品も、別機種の部品を混ぜず確認します。重い本体はカウンター端へ移動して撮影しません。
業務用品の査定を相談する際は、型式、電源、最後の使用日、異音、清掃範囲、刃の交換履歴、付属品、取り外し条件を伝えます。外観写真だけでなく、設置中の配線と固定が分かる写真が搬出見積りにも役立ちます。
まとめ
業務用コーヒーグラインダーを売る前は、動いていた時の音と粒度調整を記録し、銘板と電源、設置状態を撮ります。刃室を自己判断で分解せず、豆と粉は説明書の清掃範囲で取り除いてください。ホッパー、ふた、粉受け、交換刃まで一式をそろえ、ひびや異音を隠さず伝えることが、査定と安全な取り外しの近道です。

