ブラストチラーを売る前に残したい温度記録と排水・搬出条件
営業最終日まで使っていたブラストチラーも、電源を落としてからでは「冷えていた」という記憶しか残りません。査定では型番だけでなく、冷却・凍結の動作、芯温センサー、トレーやカート、排水と電源、搬出条件が見られます。撤去を先に進めず、稼働中に短い記録を残します。
銘板と操作画面を同じ機器だと分かるように撮る

メーカー、型番、製造番号、製造年、電源、消費電力、冷媒の種類と量を銘板で確認します。別置きの凝縮器やカートイン型なら、その構成も記録します。店舗の管理番号だけでは仕様を特定できません。
操作画面にエラー履歴や運転時間が表示できる機種は、消去せず撮ります。保守記録、修理伝票、冷媒点検の資料があれば、機械番号と照合します。
冷却前後の温度を、時刻と負荷条件付きで残す

空庫で表示温度だけを撮るより、通常使用に近い安全な範囲で開始温度、設定コース、経過時間、終了時の庫内表示を記録します。芯温センサーを使える場合は、衛生管理へ配慮したテスト対象で変化を確認します。査定のために食品を無理に用意する必要はありません。
設定温度に届かない、警報が出る、ファン音が大きい、霜が偏る場合はそのまま申告します。何度も再起動してエラーを隠すより、発生条件が分かる記録の方が判断材料になります。
芯温センサーとトレーは数だけでなく状態を見る

芯温センサー、ホテルパン、専用トレー、ラック、カート、洗浄部品、取扱説明書を並べます。センサー先端の曲がり、ケーブル被覆、コネクター、トレーのゆがみを確認します。他機種の付属品を混ぜず、型番が分かる物は個別に撮ります。
庫内は汚れを落としますが、電装部へ水をかけません。扉パッキンの裂け、ヒンジの下がり、庫内のさび、におい、排水口の詰まりを隠さず伝えます。
排水・電源・冷媒配管を自己判断で外さない

排水ホースが床排水へ固定されているか、給水や洗浄設備があるか、プラグ式か直結電源かを撮ります。直結電源、固定配管、別置き冷凍機、冷媒回路は専門作業が必要です。冷媒を大気へ放出する切断は行いません。
フィルターの目詰まりは説明書の範囲で清掃し、完全に乾かします。Hoshizakiの保守資料も、フィルター清掃や庫内確認を日常管理として示しています。冷媒を使う業務用冷凍空調機器では、管理記録も査定資料としてそろえます。
重量物は出口までの線を写真でつなぐ
本体外寸と重量、アジャスター、専用架台、設置階、厨房扉、廊下、段差、エレベーター、車両の停車場所を測ります。厨房機器を先に動かすと通路が狭くなるため、搬出順も伝えます。
閉店時の厨房機器査定でそろえる情報を見ながら、電源を止める日と搬出希望日を分けて連絡します。動作確認ができない機器は、停止前の記録と最終使用日、故障歴を正確に申告してください。
まとめ
ブラストチラーを売る前には、型番・電源・冷媒表示を押さえ、稼働中に設定コース、時刻、庫内温度、芯温、警報を記録します。センサー、トレー、カート、保守資料を機種ごとにそろえ、排水・直結電源・冷媒配管は専門作業へ分けてください。本体重量と厨房から出口までの経路も写真でつなぎ、撤去前の状態で査定を頼むと判断が進みます。

