どこまでがシンク本体? 業務用二槽シンクの売却前に写す蛇口・排水口・脚と測る寸法
業務用の二槽シンクを売却相談に出すとき、「幅は何cmです」という情報だけでは、どこまでを測った数字なのかが伝わりません。シンク本体の外寸なのか、左右それぞれの槽内寸法なのか。バックガードや蛇口まで含めた高さなのかでも、意味が変わります。
写真も同じです。正面の全景だけでは、脚の状態や排水口、蛇口がシンクに含まれるのか、厨房から運び出せる幅があるのかまでは判断できません。配管を外したり本体を動かしたりせず、本体・槽内・下部・搬出経路を分けて写すと、設置中でも情報を整理できます。
メーカー表示は、全景のあとに「読める一枚」を添える

撮影は、二つの槽、天板、バックガード、脚まで入る全景から始めます。正面に加えて斜め前からも撮ると、奥行きや蛇口の位置、壁との距離が伝わりやすくなります。周囲に作業台や棚が接している場合は、それらとの境目も画面に入れてください。
表示だけに寄らず、表示がある場所も残す
メーカー名や型式らしき表示があれば、最初に表示の位置がわかる一枚を撮り、その後で文字へ寄ります。ラベル、ステッカー、刻印など、表示の形は一つとは限りません。汚れで読みにくいときも、無理に剥がしたり削ったりせず、角度を変えて撮影します。
メーカー名や型式が読めた場合は、同一型式の情報が掲載されているか公式ページで確認できます。たとえばマルゼンは公式の製品情報を公開しています。ただし、写真の個体と同一型式だと確認できないときは、似た製品の寸法を転記せず、実際に測った値を「実測」として伝えるほうが混同を避けられます。
表示が見つからなくても、全体写真を省かない
表示が見当たらない場合は、「メーカー表示は確認できなかった」と添えれば十分です。そのうえで、天板の形、槽の配置、バックガード、脚、排水口がわかる写真をそろえます。表示がないことを推測で補うより、見えている形状と実測寸法を分けて伝えるほうが明確です。
外寸、槽内寸法、突起物の高さを一つの数字にしない

二槽シンクでは、「幅」と呼べる場所が複数あります。天板の端から端までの幅、左右それぞれの槽の内幅、厨房の出口で実際に通れる幅は別の数字です。メジャーを当てた写真と、どこからどこまで測ったかがわかる引きの写真を組み合わせます。
外寸は幅・奥行き・天板高さを基準点つきで伝える
- 幅:天板または本体の左端から右端まで
- 奥行き:本体前端から後端まで
- 天板高さ:床面から天板上面まで
- バックガードを含む高さ:床面からバックガード上端まで
- 蛇口を含む高さ:蛇口を一緒に譲る予定がある場合に、最も高い位置まで
壁際でメジャーを当てにくいときは、無理に本体を引き出す必要はありません。測れた範囲と測れなかった場所を分け、バックガードの高さや厚みが見える側面写真を添えます。蛇口や配管が張り出している場合も、本体外寸へ黙って含めるのではなく、突起分として別に示します。
左右の槽は、それぞれ内側を測る
槽内寸法は、左右を同じだと決めつけず、可能なら一槽ずつ幅・奥行き・深さを確認します。角が丸い槽では、メジャーを当てる位置によって数字が変わるため、槽の上端付近を測ったのか、底に近い位置を測ったのかが写真で見えるようにします。
深さも、槽の縁から平らな底面までなのか、排水口周辺の低い部分までなのかを区別します。数値だけを送るより、メジャーを当てた状態を一枚添えると、実測位置を共有できます。
脚、アジャスター、排水口は接続された状態で見せる

シンク下は暗くなりやすい場所ですが、脚や排水口の状態を伝えるために欠かせません。正面下部を少し離れて撮り、脚の本数と左右の排水位置がわかるようにしてから、必要な場所へ寄ります。使用直後や床が濡れているときは撮影を急がず、安全に立ち入れる状態で確認してください。
脚とアジャスターは、先端まで画面に入れる
脚は、曲がり、強いさび、ぐらつきなど、目で確認できる範囲を写します。脚先に高さ調整用のアジャスターが付いている場合は、四隅を別々に確認し、欠けや不足があればその場所を撮ります。固着しているように見えるアジャスターを、撮影のために無理に回す必要はありません。
床に固定されている、台の上に載っている、ほかの設備と接しているといった設置条件も、下部の引き写真で伝えられます。脚先だけの接写では設置状況がわからないため、全体と寄りを対にします。
排水口と蛇口は「あるか」だけでなく、対象範囲を添える
槽内からは排水口、目皿、ふたなど、現在付いている部品を撮ります。シンク下では、左右の排水口から配管がどの方向へ延びているかを、見える範囲で写してください。売却準備のために排水管を外す必要はなく、壁や床へ接続されたままの状態を伝えます。
蛇口については、シンクと一緒に譲る予定なのか、店舗側の設備として残すのか、不明なのかを言葉で添えます。写真だけでは対象範囲を判断できないためです。蛇口の全体、根元、シンクとの位置関係を分けて撮りますが、給水管を外したり、固いハンドルを無理に動かしたりはしません。
外さずに見える範囲で十分です。 排水や給水の取り外しが必要な場合は、売却相談の写真撮影とは分けて扱い、設備の管理者や作業を担う人へ確認してください。
搬出幅は厨房の出口まで歩いて確かめる

本体の幅を測っても、厨房から出せるとは限りません。売却相談では、設置場所から店舗の出口までをたどり、通路の狭い部分、扉、曲がり角、段差などを写真に残します。シンクを動かして試すのではなく、現在の設置場所から経路を確認します。
扉は枠の外側ではなく、実際に空く内側を測る
搬出幅として伝えたいのは、扉や通路の外形ではなく、物が実際に通れる有効幅です。扉を通常どおり開け、扉本体や取っ手が張り出す場合は、その内側で最も狭い部分を測ります。厨房内の通路、曲がり角、店舗出口、エレベーターを利用する場合はその入口も、経路の順に撮影します。
幅だけでなく、頭上の棚、低い梁、床の段差があれば一緒に写します。シンク側も、バックガードや残す予定の蛇口を含めてどこが最も張り出すかを確認すると、経路の写真と対応させやすくなります。
送る写真は、見る順番がわかるようにまとめる
相談時は、全景、メーカー表示、外寸、左右の槽内寸法、バックガード、脚とアジャスター、排水口と蛇口、搬出経路の順に並べると、本体から出口までの関係を追えます。写真名やメッセージに「外寸」「左槽」「右槽」「厨房扉」など短い説明を添えれば、似た写真も区別できます。
確認できない項目があっても、似た機種の数字や推測で埋める必要はありません。「背面は壁際で測定できない」「蛇口を含むか未定」のように、わからない範囲をそのまま添えます。
写真と実測値がそろったら、現在の設置状態や搬出経路の注意点とともに厨房機器のお見積り依頼から相談できます。枚数を増やすことより、「本体に含むもの」と「別に確認した寸法」の境目がわかることが、二槽シンクの状態を伝える手がかりになります。

